ブログ|秋田市土崎の歯医者なら、佐藤歯科医院

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2018年9月3日

  秋田県の五城目町にあるネコバリ岩に行きました。2009年の映画「釣りキチ三平」で有名になった岩を夏の涼を求めて訪れました。五城目町の中心部から車で40分ほどかかります。細い道もあり対向車にやや気を使います。

 

釣りキチ三平のロケに使われた家

 

ここまで来ればあと少し

 

ひんやり涼しくセミの声で会話もできない

 

ネコバリ岩。木の根が岩から生えているような

 

枝が四方八方にのびている

 

帰りに農家レストランで休憩しました。隣に大きな栗の木がありました。秋になればたくさんの実がなるでしょう。近くてもなかなか行けなかったネコバリ岩にようやく行くことができました。

 

にぎわう農家レストラン

 

枝の多い栗の木

 

2018年8月26日

 厚生労働省は2013年~22年度の10年間にわたる国民健康づくり計画「健康日本21」で定めた数値目標の達成状況を公表しました。歯科では80歳で20本以上の歯を残す人の割合は、策定時25%で目標値を50%としましたが、最近値は51.20%となり改善しました。

歯の多いお年寄りが増えてきました

 

同様に健康寿命でも目標値より男性で約1,72年、女性で1.17年伸びました。ところがメタボリック症候群の該当者、予備軍の数1400万人はほとんど変わらず、成人の喫煙率も19.50%からわずか0.80%減っただけです。なかなか思うようにいかないようです。

ヒッチコックはメタボのようなおなかでした

2018年8月19日

  お盆休みに岩手県の安比高原に行きました。
よい天気に恵まれました。


お出迎えのペンションのワン君        
  
  
翌朝早く前森山山頂(1304m)を目指します。
ゴンドラで行けます。    

   
八戸方面です                 

  
盛岡方面 雲海がきれいです  

      
賢治がよく登った岩手山(2038m)


綿菓子のような雲が流れる

  
ゴンドラ乗り場に咲くコスモス

  前森山山頂の景色はとても雄大でした。ペ
ンションの本棚に宮沢賢治の本がありまし
た。今でも賢治や石川啄木は岩手山と並ん
で岩手の象徴です。                   

 

2018年8月17日

  8月のある日、夏休みの部活動を終えた中学生にブラッシング指導を行いました。最近の中学生は虫歯の数は年々減ってきていますが、反対に歯肉炎が目立つようになりました。約20名の希望者を4つのグループにわけ、担当する歯科衛生士さんに指導してもらいました。

右利きの人は、右上の前歯と右下の前歯に歯肉の炎症が出やすいようです。歯ブラシをしっかり当てにくいからです。唇を移動させて鏡を見ながら歯ブラシの位置を確認するようアドバイスしました。

 

そのあと「太平洋戦争と虫歯」というタイトルで、最近のベストセラー『日本軍兵士』(吉田裕著)の記述を引用しながら話をしました。

・軍隊の兵士の7割から8割に虫歯や歯槽膿漏(歯周病)があった。

・顔や顎の負傷が増えたので口腔外科医(手術が得意な歯医者)の手術が必要となった。

・戦争が進むにつれて歯のない兵士が増えて義歯(入れ歯)の修理や調整が必要となった。

・さらに年のいった総入れ歯の兵士も戦場にくるようになった。

・歯科医療の水準、機器は欧米にはるかに劣り、歯科医師の人数の不足していた。

・今の若者よりも身長や体重で劣る兵士が銃や手りゅう弾、米などをつめた40kgの荷を背負い

険しい山道を登り、炎天下のジャングルを行進した。

・15,16歳の少年兵も戦場にかりだされ、その多くは戦士した。

たいへんつらい悲しい時代があったわけですが、戦争をしないこと、戦争を回避することが一番大事なことです。このように締めくくって講話を終えました。

2018年7月31日

 

  暑い日が続きます。暑中お見舞いのはがきに今年はこのような絵を描きました。熱中症に気を付けましょう。

  牛乳の効用について今話題になっています。牛乳は心筋梗塞や狭心症、大動脈瘤などの心血管疾患やメタボリックシンドロームの発症に対して予防的な効果があるとされてきました。

牛乳にはさらにおおきな効果があると最近わかってきました。それは、しっかり牛乳をとると高齢者の認知機能が低下しずらいということです。牛乳を飲む量がすくない人は多い人よりも2.73倍認知症にかかりやすいということです。

高齢者の3割は牛乳や乳製品をほとんどとっていないので注意してください。

認知症の発症には多くのことが関わっているようです。たとえば若いころからお酒を飲む機会が多かったとか、早々と仕事をリタイヤして毎日することがない生活が続くなどの要因も少なからずあると思います。こころとからだ、様々な要因が複雑に絡まって認知症となるのでしょう。

認知症を患う患者さんの歯科治療が当院でも少しづつ増えてきたように思います。

 

 

 

2018年7月25日

  1886年、英国国教会宣教師が訪れたことがきっかけとなり、軽井沢に教会文化が生まれました。軽井沢教会は1921年に誕生し、北原白秋や島崎藤村らの文化人集った歴史ある教会です。その教会で親族の結婚式があり参列しました。

 

朝の散歩のとき教会の屋根の上に太陽が輝いていました。

 

教会に隣接するホテルで休憩しました。

  軽井沢教会から少し離れた地に、バームクーヘンを並べたような石造りの建物が横たわっています。「石の教会・内村鑑三記念堂」です。キリスト教指導者の内村鑑三の顕彰を目的として建てられた教会で、地上は礼拝堂、地下は内村鑑三記念堂となっています。アメリカ人建築家ケンドリック・ケロッグが設計しました。

  石の教会で結婚式も挙げられるが、参列者は40人以下とされています。記念堂には内村鑑三の生涯と業績がパネルで展示されています。その隣に「Dentistry is a Work of Love」と書かれたパネルがあり、説明文には次のように記されていました。「歯科医療たるは愛の御業なり もともと歯が丈夫でなかった内村鑑三にとって、マイクロフォン、拡声器のない時代の肉声の講演は苦労があり、入れ歯の調整には特に気を使っていた。大正14(1925)年夏、ほしの温泉滞在中、何度か小諸の歯医者に通った折書いたものである」。

 

足尾銅山を訪れた後で内村は次のような文章を書きました。

「官吏と商人とは相結託してつみなき援助なき農夫職工らのあぶらを絞るに至りては、そのけ憲法はいかに立派でも、その軍備はいかに完全していても、その大臣はいかにかしこい人たちであっても、その教育はいかに高尚でも、かくのごとき国民はすでに亡国の民であって、ただわずかに国家の形骸を存しているまでである」。『内村鑑三』(若松英輔著)より引用。

 

内村鑑三(うちむら かんぞう) キリスト教思想家、文学者、伝道者。無教会主義を唱え『代表的日本人』を著した。武蔵国江戸小石川(今の東京都文京区小石川)に生まれる。1861年3月23日(万延2年2月13日)ー1930年(昭和5年)3月28日

 

2018年7月17日

  秋田市から車で1時間ちょっとの所にあるアジサイの咲く雲昌寺に行きました。男鹿市北浦にある雲昌寺のアジサイは日本の絶景2017年に選ばれています。

 

雲昌寺境内の入り口           お寺のネコさん

副住職さんが15年にも渡り工夫して育てたアジサイは満開になると一面が青色に染まると言います。6月下旬が満開で7月中旬まで見頃だそうです。

 

斜面に咲くアジサイ            雲昌寺の正門

 

本堂への小路              青と白のアジサイ

 

青のアジサイ              子どものお地蔵さん

 

良縁をかなえるお地蔵さん        アジサイと青空と日本海

 

アジサイ寺から北浦港を望む       青々とした北浦の海

多くの観光客がアジサイ寺を訪れていました。帰るときネコさんはどこかへ行ったらしく姿は見えませんでした。

2018年7月10日

  薬用歯磨剤に配合されるフッ化物の濃度は1000ppm以下です。ところが2017年3月から1000~1500ppmのフッ化物配合の歯磨剤がスーパー、ドラッグストア、歯科医院で購入できるようになりました。予防歯科にとって強い味方が現れました。

高濃度フッ化物の特徴は

1 う蝕予防効果が6%増加する

2 6歳以上のう蝕リスクの高い人に有益であろうといわれる

3 子どもの永久歯列では9.71%う蝕予防効果が高い

高濃度フッ化物配合歯磨剤の注意点は、6歳未満の子どもへの使用はさける、15歳未満の子どもは歯科医師の判断で行うのが望ましい、とされています。

必ずパッケージに表示されたフッ化物の濃度を確認したうえで使用してください。

この文章は『歯科衛生士』を参考にまとめました。

 

2018年7月4日

  書評で評判が良かったので読んでみました。著者のピョートルさんはポーランドに生まれ、ドイツ、オランダ、アメリカで暮らした後、2000年日本に来ました。グーグルをはじめ様々な仕事に携わり日本で独立しました。この本にはピョートルさんの経験と分析から生まれた考えや発想が随所に見られます。次のような示唆に富むことが記されています。

  グーグルの面接のとき立ち会った担当の人は、長髪、古臭いTシャツ、大きめの眼鏡の格好していたが、核心をついた質問を矢継ぎばやにしてきた。

シリコンバレーでスーツを着て働く人はモテない。スーツよりもTシャツがかっこいいと思うようになった。

成功の定義は「持続的に成功していること」。努力して起業してささやかでも事業を行っている人は成功者であり、これから伸びる余地のあるのはすごいことだ。

ポスト資本主義社会では、ゼロから1を生み出す人が成功者であり、学び続ける人しかチャンスはつかめない。

幸せに働き続けるために必要なことは、過去を振り返り、未来の自分のために欲しいものを相手にきちんと伝え、周りから感謝されたり評価されたりして自分に自信を持つことである。

日本の職場には自己開示できる場所がない。今どんな問題を抱えて働いているか、その問題をどう解決したらいいのかを話せる場所がない。

ニューエリートとは、仕事を通じて世界に何をもたらしたいのか、仕事を通じて世界から何を得たいのかをしっかり決めている人だ。

 

たいへん面白い本でした。

2018年6月26日

  先日、大学歯学部の先生の講演を聴く機会がありました。これから疾患がどう変動するのか、心臓に疾患のある患者さんの歯科治療する際の注意点などを学びました。

・高齢者の増加に伴い根面(根の表面)のう蝕が増えている。

・総入れ歯の患者さんは半分になった。残存歯のある患者さんが増えた。

・8020(80歳で20本の歯を残す)運動は達成された。

・Cr-Brigle(歯のない部分を連結にする)の患者さんは横ばい。

・3大疾患の今後がん少しづつ増えていく

    心疾患増えていく

    脳神経系疾患少しづつ減っていく

・心疾患があるかないかを必ず問診でたずねる。

・大動脈弁狭窄症(AS)の患者さんの歯科治療では感染経路のしゃ断が大切。術前に抜歯、歯周

病などの治療をしておく。

・通電の機器はペースメーカーにとってよくない。電磁波を発生する機器はペースメーカーを

誤作動する。

・感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドラインをよく読むこと。

大変意義ある講演でした。

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