ブログ|秋田市土崎の歯医者なら、佐藤歯科医院

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2018年7月4日

  書評で評判が良かったので読んでみました。著者のピョートルさんはポーランドに生まれ、ドイツ、オランダ、アメリカで暮らした後、2000年日本に来ました。グーグルをはじめ様々な仕事に携わり日本で独立しました。この本にはピョートルさんの経験と分析から生まれた考えや発想が随所に見られます。次のような示唆に富むことが記されています。

  グーグルの面接のとき立ち会った担当の人は、長髪、古臭いTシャツ、大きめの眼鏡の格好していたが、核心をついた質問を矢継ぎばやにしてきた。

シリコンバレーでスーツを着て働く人はモテない。スーツよりもTシャツがかっこいいと思うようになった。

成功の定義は「持続的に成功していること」。努力して起業してささやかでも事業を行っている人は成功者であり、これから伸びる余地のあるのはすごいことだ。

ポスト資本主義社会では、ゼロから1を生み出す人が成功者であり、学び続ける人しかチャンスはつかめない。

幸せに働き続けるために必要なことは、過去を振り返り、未来の自分のために欲しいものを相手にきちんと伝え、周りから感謝されたり評価されたりして自分に自信を持つことである。

日本の職場には自己開示できる場所がない。今どんな問題を抱えて働いているか、その問題をどう解決したらいいのかを話せる場所がない。

ニューエリートとは、仕事を通じて世界に何をもたらしたいのか、仕事を通じて世界から何を得たいのかをしっかり決めている人だ。

 

たいへん面白い本でした。