2022年2月20日
私たちの唾液には4つの役目、再石灰化作用、浄化作用、酸緩衝作用、抗菌作用があります。
再石灰化作用・・・脱灰された歯の表面にCa(カルシウム)を付着させること
浄化作用・・・歯や歯ぐきの表面の汚れをおとすこと
酸緩衝作用・・・食べ物や飲み物で口の中の酸性化した状態を中和すること
抗菌作用・・・口の中の菌の働きを弱めること
このため唾液の減少は、う蝕を発生させることになります。
黒い部分が虫歯です
がんが生じ、頭頸部を照射野にした放射線治療では、唾液腺障害が起き、唾液の分泌が減少します。
放射線治療の前や後も、計画的に口腔ケアを継続することが大切です。
頭頸部の放射線治療を受ける患者さんはすべて、う蝕のハイリスクを抱えていることになります。