2022年1月28日
出血が止まりにくい症状が現れる「フォン・ヴィレブランド病」が注目されています。
血友病などと同じ血液凝固異常の病気です。気づかないままで、けがや手術、出産などの時、
初めて深刻な出血が起こることがあります。
欧米では、患者さんの数は血友病の患者数と同じくらい存在し、人工の1%近くいつとの報告があります。
日本でも本人が気づいていないだけで、受診していない患者さんが多数いると考えられます。
診断がつければ、投薬したり、出産や手術など出血が想像される場合は、あらかじめ準備することができます。
症状に気づくポイントとして、「鼻血がなかなか止まらない」「歯ぐきの出血、抜歯後の」出血が止まらない」「青あざ
ができやすい」「小さな切り傷でも血が止まらないなどがあります」などが挙げられます。
女性ではほかに「月経が重く、長引く」「産後の出血が長く続く」などが発見のきっかけになります。
原因がはっきりしない時は血液内科など専門の診察を受けるように言われています。
かつて、簡単な抜歯なのに明け方3時ころまで血が出ていたとか、ブラッシングをていねいに行っているのに
歯ぐきの出血が改善されない患者さんが時々います。もしかしてVW病が関わっているのかもしれません。