ブログ|秋田市土崎の歯医者なら、佐藤歯科医院

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2019年9月20日

 根(歯の根管)の治療を繰り返しているが、歯ぐきの腫れ・ろう孔(ろうこう・歯の根の先にある病巣が作った膿が歯ぐきの表面に出てくるトンネルのこと)が消えない、痛みが消えないなどの症状が続くときは根の垂直性破折を疑ってみることが大切です。診断は難しいことがあります。

図1根の先に膿ができる

 始めは症状が無かったり、硬いものを噛むと違和感が生じる程度です。破折が根の一部のときはこのような症状が多いのですが、進行して破折部位が大きくなると、痛みが強くなり噛めなくなります。こうなればレントゲンに写る根の先の病巣が明らかになり診断がつきます。

図2根が割れて黒い影がレントゲンにでる

 歯ぐきのろう孔があれば、根の中にばい菌が潜んでいるか、根と根の間にばい菌が潜んでいるか、あるいは垂直性の根の破折を疑います。はっきりしない時は局所麻酔後、ろう孔の先端までレーザーを照射します。2~3度レーザー照射を行い改善しなければ他の治療に移行します。時間と来院回数が少しかかります。