2019年8月14日
今年の夏は暑いです。暑い夏はとくに汗をかきます。汗をかくとピアスで耳が赤くただれたり、ネックレスで首がかぶれてかゆくなる、といった症状がでて金属アレルギーを起こしやすくなります。金属が汗や唾液などの体液に触れイオン化すると、体内に取り込まれ、アレルギー反応を引き起こす。こうして金属アレルギーがあらわれます。結婚指輪にも注意が必要です。
アクセサリーなどの金属が触れた場所に、かぶれや湿疹がでるのが、「アレルギー性接触皮膚炎」。歯の詰め物やかぶせものの金属によって、手の平や足の裏に小水泡ができるのが「全身型金属アレルギー」。どちらも夏に多く症状がでます。
アクセサリーで触れた所にかぶれ
歯の詰め物で手や足に小水疱
治りにくい原因不明の皮膚炎は全身型金属アレルギーかもしれません。医療機関で歯科の金属が原因と診断されたら、金属をはずし、レジンや硬いプラスチックなどで、セラミックに換えることになります。
金属でかぶれやすい人は、歯科の治療のとき白い材用を選ぶと、金属アレルギーの予防になります。
最近の若い人は、ピアスで耳に穴を開けなくなったそうです。厳しい就活に不利になると思う人が増えているのかもしれません。代わりに「イヤーカフ」が人気ようです。