2021年12月3日
歯が原因でない歯の痛みを非歯原性歯痛といいます。
非歯原性歯痛は以下のように分類されます。
1 筋・筋膜性歯痛
2 神経障害性歯痛
3 神経血管性歯痛
4 上顎洞性歯痛
5 心臓性歯痛
6 精神疾患または心理社会的要因による歯痛
7 特発性歯痛
8 その他
三叉神経痛は2の神経障害性歯痛に含まれ、腫瘍や多発性硬化症などにより、神経の周りに異常発火が起こります。
脳腫瘍に伴う三叉神経痛が歯痛症状として発現することが報告されています。
痛みが強く、長引くため抜歯しても、痛みが消えない場合、脳腫瘍が疑われます。
脳腫瘍が血管や三叉神経を圧迫して歯の痛みを訴えることがあります。
長引く痛みが続く時は注意しなければなりません。