ブログ|秋田市土崎の歯医者なら、佐藤歯科医院

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2020年11月23日

パニック障害の方が来院されました。パニック障害とは、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」三大症状とする病気です。100人におよそ1人が発症するといわれています。突然現れる恐怖や強い不安により、動悸やめまい、呼吸困難などの症状がでます。心臓は早鐘のように打ち、胸は息苦しくなるので、このままでは死ぬのかという思いにかられます。しかし、横になり安静にしていると10分から20分くらいで症状は落ち着きます。外出先でも安静できる場所を見つけることです。

原因はよくわかっていませんが、仕事のし過ぎや思うようにいかないことが多すぎたり、危険なことに遭遇したり、不安が大きくなった場合に生じるといわれます。

パニック障害とともにうつ病も同時に出ることもあるので気をつけなければなりません。

この患者さんは一回の治療はできるだけ短時間で治療を済ませたい、注射をする場合は前もって知らせてほしいと要望されました。

2回目に来院された時、かすかにタバコの匂いがしたので、尋ねてみると、1日10本吸うとわかりました。

タバコのニコチンは興奮剤の作用があるので、今後は心臓の動悸を防ぐために本数を少なくするか、吸わないほうがいいと勧めました。パニック障害をきっかけにタバコをやめた人もいます。それと栄養ドリンクに入っているカフェインもパニック障害にはよくないと説明しました。カフェインも心拍数を上げるからです。コーヒーは薄目にするかノンカフェインのものがいいでしょう。ノンカフェインはあまりおいしくないかもしれませんが、症状が和らいだら状態をみながら、元のコーヒーに戻してよいと思います。