2020年8月23日
奥歯(下顎第ニ大臼歯)の萌出がむずかしい時の対処法について
1 前歯と奥歯の間にある小臼歯の抜歯
下の第ニ大臼歯の萌出障害が認められるときはやむを得ず小臼歯を抜歯することがある。
2 萌出障害となった第二大臼歯を矯正で直す。
遠心方向から矯正装置で牽引する。
3 矯正治療で下顎の側方拡大をおこなう。
下顎骨が上顎骨にたいして後方に位置する場合や、下顎骨が短小であるとき、上下の前歯の噛み合わせが深いときなどで下顎第二大臼歯の萌出障害がみられるので、適時な矯正方法を選んでおこなう。
予報として大切なこと
食べ物を口唇でとらえ、それを歯で噛みこみ、柔らかくした食塊を飲み込むという一連の口の運動ができるようにしなければならない。唾液は噛む回数は少ないと多くでない。その結果食塊を飲みこむことが困難になるので、お茶やジュースと一緒に飲み込む子どもが増えている。
調理の仕方を工夫し、噛みごたえのあるものをよく噛んで食べ、噛む回数を増やすことが大切である。