2021年12月24日
時々親知らずを抜いてほしい、と言われる患者さんがいます。手前の歯が虫歯になっていない、親知らずの周囲の歯ぐきに炎症がなければ、抜く必要はないと思います。
親知らずはは、上下左右の左右の最も奥に1本づつあります。完全にに生えているときもあれば、半分だけの時、あるいは完全に埋まっているときもあります。
親知らずが半分だけ生えているときは、隣の歯との間に食べかすなどの汚れがたまり、雑菌が繁殖して、炎症を起こしやすくなります。歯ぐきは腫れて痛みが出たら抜歯になることもあります。
親知らずを抜いたあと、下唇のしびれの後遺症が起こる可能性もあります。
また、親知らずは、手前の歯が虫歯にブリッジの治療で土台になったり、べつの歯が抜けて移植に使ったりすることもあります。
過去に奥歯が痛くなって来院された患者さんがいました。診査すると痛みは依然抜いた親知らずと、痛くなった歯との間の歯ぐきの炎症からくるものでした。
その歯ぐきをそうじしたら、痛みが消えました。親知らずを抜いたことで、手前の歯との間の歯ぐきが色摩が深くなったことで炎症が
出たわけです。