2019年6月7日
政府は今後も増え続ける認知症患者の予防に向けて新な対策を講じようとしています。認知症になる年齢を遅らせ、社会保障費の抑制につなげたい狙いがあるといいます。しかし科学的根拠が不確かなため予防の達成は不透明だといわれています。
認知症の患者さんは歯の注射をいやがります。
数年まえから認知症になり他の歯科医院で治療を受けていましたが、これ以上は治療困難とされ、当院に来られた患者さんがいました。この歯が痛いと何度も指をさし、「痛い」を繰り返し訴えていました。認知症は徐々に進んでいると付き添いの方に言われました。痛いのがとてもつらく局所麻酔を少しでも打つとすぐさま立ち上がろうとします。時間はかかります。思うように口を開けてもらえないので、開口器を使うこともあります。
認知症とお医者さんに言われたら、早いうちに歯科を受診し、近い将来神経に触るような大きな虫歯や強い痛みを引き起こすような歯の治療を早めにしてください。どの歯に痛みの原因があるのか判断しかねることがあるからです。