ブログ|秋田市土崎の歯医者なら、佐藤歯科医院

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2023年4月21日

 80歳までに3人に1人がかかる帯状疱疹は、顔や体の片側に激しい痛みが起きた後、痛みを伴う発疹や水ぶくれが帯状に出ることがあります。

 

 原因は多くの人が子どものころにかかった水ぼうそうです。この病気を引き起こす「水痘・帯状疱疹ウィルス」は、水ぼうそう自体が治った後も脊髄などの神経節に潜んで生き続けます。日本人んも成人の90%以上は体内にこのウィルスを持つといわれます。

 

 加齢や疲労などで免疫力が低下すると、神経節中のウィルスが急激に活動し始め、増殖し発症するといわれます。発症率は40代までは年に1000人に3人ほどなのが、50代では役6人に、70代では10人を超えるそうです。とにかく今この帯状疱疹が急増しているのです。

 

帯状疱疹では夜も眠れないほど強い痛みを生ずることがあります。とくに怖いのは顔に症状が出た場合で、顔面神経麻痺や難聴、めまいなどが出ることもあります。目の下や鼻の周りが痛いという患者さんが来ると構えてしまうことがあります。歯や歯ぐきが原因なのか、そうではなく帯状疱疹が原因なのか識別する必要があるからです。

 

帯状疱疹の痛みが強ければ、ペインクリニックを受診して、神経ブロックなどの痛み専門の治療を受けたほうがいいといわれます。帯状疱疹ワクチンもあるそうなので、お医者さんと相談すのことも大切です。