2022年5月12日
私たちの歯はふだん何もしない時は上下が接していないのですが、時に緊張したり、集中すると強く接触することがあります。
通常は1日の歯の接触時間は20分くらいですが、これ以上長く続くと、口腔の周囲にさまざまな症状をもたらします。
同じ場所に力がかかると歯の表面のエナメル質に小さなヒビが入り、細菌が入り込み虫歯になります。
白い材質で被せた歯が割れることもあります。
上下の歯の表面が減っている人や舌の側面に凹凸がはっきりある人は噛みしめが強く、長い時間噛みしめ続けていることが考えられます。
こうした人は、例えば、パソコンやテレビに「歯を離す」と書いた付箋を貼り、ゆっくり呼吸する習慣を身に着けてもらいたいと思います。